最近の結納事情

結納は時代の流れとともにずいぶん変化しています。たとえば結納金も、もともとは家制度のもと、嫁入りの支度金として男性側から女性側に送られたものでした。現在では、現金そのものを贈ることは減り、婚約指輪や記念品を贈ることが多くなりました。男性から女性に贈るというしきたりは残りつつ、婚約記念品を贈るという考え方に変わってきているようです。

また、関東では結納返しといって、男性側から受けとった結納金の半額を女性側から返すという物ですが、最近では最初から結納返しの額を差し引いて受けとるケースも増えています。女性側からも婚約の記念品を贈ることが増えているようです。

結婚の約束を交わしたカップルのうち、約半数が顔合わせという形で、記念品を交換する儀式を取り入れた食事会を行っています。一方で、きちんと結納を行いたいというカップルも決して少なくはありません。しきたりに則った正式結納で望むカップルは約2割、簡略化した略式結納を希望するカップルも約2割といわれています。それに加えて親の希望も入ってくるので、家族でしっかりと話し合うこと、アドバイスをもらうことも忘れないようにしましょう。

結婚の様々なイメージと共に結納という言葉も浮かぶことも多くあると思います。する・しないに決まりはなく、自分や相手、家族の希望に応じて全員が心地よく感じるスタイルを取る、これが変化してきた結納の現在の形なのでしょう。相手や両家家族の意向を理解するいい機会にもなりますのでしっかりとコミュニケーションを取り、お互いの考えに耳を傾け、話し合いを進めていけば、両家の絆が深まる時間になるはずです。